手描き友禅 着物 伝統工芸

伝統工芸

手描き友禅 着物 デザイン

「花かご」

 

伝統工芸と手描き友禅を制作することになり

京手描き友禅の工房へ

自らデザインし、描きました。

 

まず、イメージをデザインし

下描きします。

 

今回は、どんな色や濃淡にも合わせやすい

帯をイメージしました。

シンプルな花柄の着物に合わせたので

花かごをイメージしたデザインです。

通期使える茶系、夏用の青系の袋帯です。

 

この道、数十年の伝統工芸士の方たちの

アドバイスも受けながらの着物作りです。

 

まず生地選び

棚から織りに凹凸がある興味を引かれた

生地を選びました。

 

 

デザインしたイメージを元に

染料の色を配合して作っていきます。

 

帯のお腹の部分は、当初背中に見える

太鼓の部分と同じ雰囲気にする予定でしたが

太鼓とは柄の向きを変え描くことにしました。

 

生地に模様を描く場所は、

着装したときにズレが無いように

何度も尺定規で測り確認します。

 

生地に色を置いていきます。

せっかくの手描き一点もの

織りではできないような

自由な線の動きと組み合わせを

表現していきます。

 

 

 

ただの線ではありません。

生地の特質や織りの凹凸に合わせて

何度も何時間もかけて筆を運びます。

 

蒸して、選んだ地色染めの後

金銀でアクセントを加えます。

 

 

 

仕立てて完成です。

月数回は着物を着ます。

着物と合わせて着装したイメージの

写真も撮影しようと思っていましたが

気に入ってくださる方がいて

すぐに売れましたので

もう手元にはありません。

ありがとうございます。

 

 

次に描く場合は

織りの凹凸の無い生地を選び

流れるような線で描き、違う雰囲気のものにも

仕上げてみたいと思います。

同じデザインで着物を描き、

加工を加えて、また雰囲気の異なるものにも

仕上がります。

 

 

デザイン、日本画、イラストを描く

アーティストとしてだけではなく、

手描き友禅職人としても活動しています。

オリジナルの着物や帯の

企画制作から販売も手がけています。

いろんなイメージを一つずつ丁寧に

作品にしていきたいです。

 

お仕事のご依頼は、お問い合わせ

フォームよりお願いします。

タイトルとURLをコピーしました