「三ツ藤巴」家紋デザイン
日本画:和紙、水干絵の具
家紋とは、先祖から代々伝えられてきた
家の紋章で
241種、5116紋以上の家紋があるそうです。
植物や生き物などが元になる形が多く
円形や正方形の中におさめられた
美しい意匠です。
少し前までは、着物や小物に紋を入れ、
今よりも日常的に使用していました。
大抵は、黒・紺・白の一色で描かれます。
家紋の形やデザインを変えて
カラフルに創作したくなりました。
私の家紋は、梅・笹・藤に関係する紋です。
このサイトの「藤梅竹舎」という名前も
そこからとりました。
藤にもたくさんの紋の種類があります。
欄間や神棚の横の提灯箱に
この紋を見つけました。
リフォームする時に捨てられそうだったので
昔の職人さんの素敵な彫りの技を残したい
と、紋の部分だけ床の間に飾っています。
欄間にあった木彫りの紋
花の部分を三色にしたデザインにしました。
花の色が濃くなりすぎないよう
上から何色かかけました。
遠くに白い藤も配置しました。
白・桃・紫を何度もかけて
紫なのか桃色なのか、同じ場所でも
時間帯や光で色合いが変化する
仕上がりにしました。
美しい藤の花をイメージした藤の紋の
デザイン画ができました。
額にも入れてみました。